ご挨拶
ジェットグラウトエ法は、目に見えない地下において、立坑工事における底盤改良、先行地中梁や欠損部の防護、シールド・推進工事の坑口防護、急曲線防護、また耐震・液状化対策などさまざまな場面でご利用いただいております。
水と空気と硬化材で地盤を改良するジェットグラウトエ法は、高品質な地盤改良工法として40年余におよぶ歴史を有しています。このジェットグラウトエ法には超高圧硬化材で地盤を撹拌する「JSG工法」と、超高圧水で地盤を切削し同時に硬化材を充填する「コラムジェットグラウトエ法」があります。
技術資料・積算資料を毎年改訂するなどして会員組織として技術の研さん、研究に取り組むとともに、専門エンジニアの育成を目的として1997年度に発足したジェットグラウト技士検定制度では、約1,500名にせまるジェットグラウト技士を輩出しています。
当協会では、登録グラウト基幹技能者の資格要件として認定されましたジェットグラウト技士検定制度の継続と技術講演会等によるジェットグラウト技士のさらなる育成につとめていきます。
当工法の活用により、社会インフラ整備にとどまらず、重要構造物基礎の耐震補強、液状化地盤の液状化防止対策など安全・安心な国土づくりに貢献していきたいと考えております。関係各位のより一層のご指導をお願い申し上げます。