ジェットグラウト工法の特長
Features of the jet grout method
超高圧水+空気+硬化材で構成されるシステム。
エネルギーが大きく、硬質地盤にも対応します。
コラムジェットグラウト工法の概要

■対象地盤のN値と適性度

(1)N値による工法の選択基準は“適性度”という概念を導入することによって定量化する。例えば、N値が20の砂質土では、JSG工法の適性度は60%、コラムジェットグラウト工法の適性度は40%という評価を原則とし、経済性等の要素を加味して選択すればよい。
(2)深度が25mを超える場合、およびN値が50を超える砂質土の場合は原則としてコラムジェットグラウト工法を採用するものとする。

■コラムジェットグラウト工法の仕様

切削方法 超高圧水と空気
使用ロッド 三重管ロッド
工法概要 回転する三重管ロッドから空気を伴った超高圧水を横方向に噴射することで地盤を切削するとともに硬化材を充填し、スライムを地表に排出させると同時に円柱状の改良体を造成する工法。
噴射状況
諸元 切削圧力 35〜40MPa(40MPa)
水噴射吐出量 70ℓ/min
硬化材吐出量 140、180ℓ/min
概略図

■有効径

N値 砂礫 砂質土有効径の10%減を基本とする。(原則として試験施工等を行うことが望ましい。)
砂質土 N≦30 30<N≦50 50<N≦100 100<N≦150 150<N≦175 175<N≦200
粘性土 N≦3 3<N≦5 5<N≦7 7<N≦9
腐植土 十分検討の上決定する必要がある。
有効径(m)
深度 Z(m)で区分
0m<Z≦30m 2.0 2.0 1.8 1.6 1.4 1.2
30m<Z≦40m 1.8 1.8 1.6 1.4 1.2 1.0
引き上げ時間(分/m) 16 20 20 25 25 25
硬化材単位吐出量(m3/分) 0.18 0.18 0.18 0.14 0.14 0.14
注−① N値は改良対象地盤の最大N値である。
注−② 施工深度がZ>40mについては、十分検討の上決定する必要がある。基本的には、40mを超えるものは、5m単位でピッチを0.05mずつ詰めることで対応する。
注−③ 粘着力が50kN/m2程度以上の場合、所定の有効径が確保できないこともあるので、注意する必要がある。
注−④ 砂質土N>150、粘性土>7の有効径については、原則として試験施工等により、十分検討の上決定する必要がある。
コラムジェットグラウト工法施工手順

コラムジェットグラウト工法プラント配置図(1Set当たり)

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